2010年が始まりました。今年も「南飛騨からのたより2010」をよろしくお願いいたします。
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未明に酔っぱらって
(2010.02.09)
今日2月9日にはかつての上司の葬儀があります。奥さんにパッチワークの指導を受けている妻とともに葬儀に参列しようと思っています。もう午前3時を過ぎました。今夜もツ〜ンツンと冷え込んでいます。石油ストーブを点けていますが、寒さを感じます。冷酒を飲みながら起きていますが、午前4時には今日のために就寝したいと思います。
「自分は何のためになお生きるのか」・・・「私にとって表現とは何なのか」・・・「私の生きる拠り所は何んなんだ」・・・日々激しい鬱気分に襲われながら、畑仕事をし、自治会の役員をして何とか時間を潰しています。
表現−私の中には、マグマのようなものが蠢いているような気がします。ヘドロではありません。突破口が見つからずに鬱憤となって膨らみ弾けたがっているマグマ。
昨日も何も書けなかった、未明の酔っぱらいの戯言です。
ゼロの焦点
(2010.1.10)
飛騨高山にある映画館は60歳以上の人はそれを証明する公的証書を提示すればいつでも1,000円で入れるそうである。60歳未満の人でも毎月10日は前回の映画鑑賞時にもらった券を持って行けば1,000円で入場できる。
1月10日の朝である。「『ゼロの焦点』って映画を観たいんやけど、一緒に行かん?」と妻が言う。「午後からなら行ってもええよ」と私は答える。今日2回目の『ゼロの焦点』は午後2時35分から上映されるというので、家で昼食を食べ、1時20分頃から高山に向かうこととした。
午前中は大島諏訪神社のどんど祭に出掛け、下呂市消防団小坂方面隊の出初め式・消防パレードを見、小坂町古子で雪に埋もれた畑でホウレンソウを収穫するという中学校の同窓生を訪ねて足手まとい的に手伝って収穫したホウレンソウをもらってきた(湯がいて食べてみるととても甘かった)。
映画館で映画を観るのは何年ぶりだろう。前回映画館で映画を観たのは『タイタニック』だっただろうか。『タイタニック』の製作は1997年なので、97年か98年のことだったのだろう。もう10年以上映画館で映画を観るということをしていないのだろうか。
『ゼロの焦点』とは何か・・・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば「『ゼロの焦点』は、1958年3月号から1960年1月まで『零の焦点』というタイトルで『宝石』に連載され、光文社から刊行された松本清張の長編推理小説。2度の映画化、5度のテレビドラマ化がされている」という作品である。
《あらすじ》は、『ウィキペディア』には「板根禎子は26歳。広告代理店に勤める鵜原憲一と見合い結婚した。紅葉が盛りを迎えている信州から木曾を巡る新婚旅行を終えた10日後、憲一は、仕事の引継ぎをしてくると言って金沢へ旅立つ。しかし、予定を過ぎても帰京しない憲一。禎子のもとにもたらされたのは、憲一が北陸で行方不明になったという、勤務先からの知らせであった。急遽金沢へ向かう禎子。憲一の後任である本多の協力を得つつ、憲一の行方を追うが、その過程で彼女は、夫の隠された生活を知ることになる」。作品の背景 には「事件の背景に、日本が占領下にあった時期に、米兵相手に売春行為をしていた女性(作品のなかでは「パンパン」とも表現される)らの存在がある。彼女らが過去の忌まわしい経歴を隠そうとする必死の願望が、作品中で重要な意味を持ってくる」と書かれている。
私は『ゼロの焦点』を読んだことが無いような気がする。けれど概ねあらすじを知っているのは、1971年NHK制作。放送作品を観たことがあるためだと思われる。1971年NHK制作作品では、能登・富来町のヤセの断崖から望む日本海に室田佐知子が舟を漕ぎ出していく場面があったように思うけれども、今回の映画では日本海に浮かんで揺れる小舟が映し出されただけだった。
『ゼロの焦点』では3人の女性が主役として登場する。鵜原禎子、室田佐知子、田沼久子である。1971年NHK制作作品では、鵜原禎子を十朱幸代、室田佐知子を奈良岡朋子、田沼久子を長山藍子が演じていたようである。奈良岡朋子の印象が強い。今回の映画では。鵜原禎子を広末涼子、室田佐知子を中谷美紀、田沼久子を木村多江が演じていた。中谷美紀も良かったけれど、木村多江の存在が「良いな」と思った。
田沼久子の家で本多良雄が鵜原禎子に刺し殺される場面で、私は暗い画面と人を突き刺す大音響で自分の心臓が止まりそうになるくらい「ギクッ」とした。
終盤、室田儀作が警察に捕まり(自首した?)、警察の拳銃を奪って自死するのだが、何んでそうなるのかはさっぱり判らなかった。
挿入曲にプラターズの1955年のヒット曲「オンリー・ユー」が使われていた。私がプラターズの曲を聴いたのは、私が中学生になっていた1960年代前半、今正の「まもちゃん」がレコードを聴かせてくれたのだと思う。『アメリカン・グラフィティ』に出てくるオールディズの名曲である。特定の米軍将校と付き合う「パンパン」を「オンリー」と呼んだことがあるようである。挿入歌に「オンリー・ユー」を使かったのには、そのいわれがあったのかもしれない。
そうか、1,000円で映画が観られるのか・・・時間潰しでもいい、これからはもっと映画館に出掛けるのもいいかもしれないと思った。
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